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お客様インタビュー 05 : 全てのこだわりを1からカタチに
【お客様名】S様邸
【住所】東京都港区
【設計・施工】丸山工務店
S様:ご主人、奥様

インタビュアー : 丸山工務店 井口
スケルトンの状態からリノベーションをスタート
井口:最初に、このマンションを購入した経緯を教えてください。

奥様:長男が小学校に上がるタイミングで中古マンションを買ってリノベーションをしようと思いました。あちこち探して見つけたのが、築38年のこの物件です。落ち着いた住宅街にあり、1階で庭付きという点も気に入りました。当初は天井と壁を好みのクロスに張り替える程度のつもりでしたが、床にカビが生えていたので剥がしてみると、なんと床下が腐っていて……キッチンの配管がずれて水が漏れていたんですね。やむを得ず、業者に頼んで床、壁、天井を取り払い、一旦スケルトンの状態にしてもらいました。
井口:初めてうかがったときはスケルトンの状態でしたね。今回、丸山工務店を選ばれた理由をお聞かせいただけますか?

奥様:以前働いていた設計事務所の知人から神奈川の工務店(加賀妻工務店)の社長さんを紹介してもらい、都内で「きちんとやってくれる工務店」と太鼓判を押して勧めてくれたのが丸山工務店でした。地域に根付いた工務店で、実績も豊富、何より実直な職人気質を大切にする社風に好感が持てました。
素材感、手づくり感を楽しむインテリア
井口:ありがとうございます。リノベーションにあたっては、どんなイメージをお持ちでしたか?

奥様:せっかくスケルトンにしたので、子供がある程度大きくなるまでは広々とした空間で暮らしたいと思いました。当初3つに仕切られていた部屋をワンルームのLDKとし、それに合わせてキッチンの位置も変更してもらい、タモのカウンターをつけてもらいました。井口さんに紹介していただいたサンワカンパニーのレンジフードや壁面に配置したステンレス製の収納棚が大変気に入っています。
井口:インテリアにもこだわりをお持ちでしたね。Sさんのお好みに合いそうな素材や部材を探しまくった記憶があります(笑)。当社で2時間くらいかけて大量のカタログをご覧いただき、キッチンの床材(クッションタイル)を選ばれたこともありました……。

奥様:はい、大変お世話になりました。ヴィンテージとかインダストリアルと呼ばれるスタイルのインテリアが好きで、手づくり感や素材感を大切にしたいと思いました。床は絶対にヘリンボーンにしたいとお伝えしたところ、無垢のオークを使った素敵な床に仕上げていただきました。職人さんが手間暇かけて1枚1枚手張りしてくれて感動しました。ご提案いただいたナガイの建具(無塗装)も私のイメージにぴったりでした。
井口:今回のリノベーションを振り返って、いかがでしたか?


奥様:好きな空間をゼロからつくり上げていくのは、とても楽しい作業でした。トイレの壁紙(オーストラリア製)は行きつけの美容室で使われているのと同じものを探してもらいました。

奥様:先ほど触れた無塗装の建具を、職人さんの指導を受けながら息子と一緒に塗ったのも、いい思い出になりました。若い頃にパリで買ったデザイン紙を額装して飾ったり、気に入って買ったものの出番がなかった照明を玄関に使ったりと、これまで眠っていたモノに活躍の場を与えることができたのも、うれしかったです。

井口:新しい空間で、どんな暮らしを楽しまれていますか?

奥様:広々としたLDKで家族が思い思いの場所で自由に過ごしています。バラバラなことをしていても、一つの空間にいられるというのがいいですね。あと、床下換気をご提案していただいたのもよかったです。ファンで24時間空気を動かしているせいか、冬でも床が冷たくなることがありません。

ご主人
:リノベーションはすべて妻にお任せでしたが、とてもリラックスできる空間になって満足しています。休日は家族で過ごす時間が増えました。庭を眺めながら開放的に暮らせるのがいちばんのお気に入りです。

井口:ご満足いただけてうれしいです。本日はお忙しい中、ありがとうございました。
住宅に関する事は株式会社丸山工務店まで。