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No.007 狛江市 S様邸
竣工年月日 : 2008年 9月
 
「庄屋」を再現した家
S様のご実家は「庄屋」、いわゆる地方の豪農の家だったそうです。

間違いなく豪邸だったご実家を是非再現したいというのがご要望でした。

丸山工務店が通常使う四寸角(12cm角)の柱より一回り太い 5寸角(15cm角)の柱を全体に使用した木造2階建ては驚くほど屈強で華やかな家になりました。

大工の伝統構法の長い経験がなければ実現は難しかったでしょう。

材木は全て木目が美しい最高級の紀州材。
玄関ホールからして普通の家ではありません。
住宅というより超高級な和風旅館のような雰囲気が漂います。
階段手すりの一本一本までも大工の丁寧な手仕事によるものです。
窓には円形をかたどった障子を入れて、柔らかさとさりげない贅沢感を出しました。
LDKはどこから見ても太い大黒柱が存在感抜群ですが、 美しい梁を表し、天井も建具も無垢の木を張り、 床材も無垢フローリングとまさに木のシャワーを浴びているようです。
木の色味には藍色のキッチンがよく合います。
建物は敷地いっぱいに建っているため、1階にどのように日の光を入れるかが課題でした。
そこで2階の廊下を南側に配置し、透かし廊下にして1階まで光が届くように。





竿縁天井、やや赤みがかった京壁、床の間、障子そして琉球畳。
本格的な和室は、なぜこんなにも落ち着くのでしょうか。。。
和室以外の個室は壁を漆喰塗りとし、窓に障子をはめるなど「和」としながらも明るくモダンな雰囲気にあふれています。
トイレのカウンターも無垢を使い 陶器質ボールをはめ込み、ここも「和」でまとめました。
住宅に関する事は株式会社丸山工務店まで。