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施工例NO.26  大田区北千束 A様邸
竣工年月日 : 2006年 3月
 
経年変化も美しい本当の木の家

建築家であるAさんの自宅兼アトリエです。
1階が親世帯とアトリエ、2階が子世帯であるAさん家族の住居です。
やや硬い印象の黒いガリバリウム鋼板の外観に

木製手すりのバルコニー、竹のフェンス、敷地内のけやきが

柔らかさ加え、建築家の自邸らしい洒落た住宅になりました。
そのガリバリウムが与える「硬さ」は玄関の扉を開けた途端に一変。
親御さんが暮らす南側はやわらかな木と障子、そして真壁の和の空間が広がります。

対する北側はAさんの仕事場であるアトリエ。
こちらも米松の梁が表しになった居心地の良い空間になっています。

玄関からはルイス・ポールセンの照明が見え、まるで北欧の建築事務所を訪れたような錯覚にとらわれます。
2階はAさん世帯の住居。

屋根の傾斜を表した南面のLDは、米松の垂木がリズミカルに並ぶおだやかな空間。
こちらも障子で伝統的な和を取り入れつつ、椅子とテーブルの生活に対応するようデザインされています。
「時間とともに味わいの増す、無垢材や自然素材をできるだけ使いたかった」

というAさんの思いから、構造材は紀州和歌山の高級木材、壁はタナクリームという漆喰、床は宮城栗駒の燻製処理した杉の無垢材を使いました。

住宅に関する事は株式会社丸山工務店まで。